「とても食用に向かない味」のお米を、試験的に作るみたいです。
ものは言いようですね。
「とても食用に向かない味」とは、まずいって事でしょう?
ところで、このお米ですが、秋田63号って言うちゃんとした名前が付いています。
秋田63号の特徴は、普通のお米より収穫量が多いことみたいです。
そんな、まずい・・・いえ、食用に向かないお米をどうするの?
どうも、家畜用の餌にするそうです。
これには、あのバイオエタノールが関係しているようです。
そう、農産物の高騰です。
それによって、家畜用の餌となるものまで高騰したようです。
そこで、おいしくないけど、沢山出来て安上がりなので、家畜にあげようって事みたいです。
ところで、バイオエタノールですが、環境にはやさしいと言う触れ込みです。
確かに、環境も大切ですが、回りまわって、いろいろなものに影響を与えているようです。
今回の、農産物の高騰もです。
なんか、本末転倒なような気もしますが・・・
いずれは、地球環境の為になるのでしょうか。
ところで、今回のお米ってどんな味がするのでしょうか?
記事によると、”粘り気が少ないうえ、粒が割れやすいためうまみが抜けやすく、味が劣るのが欠点”となっています。
さらに、”検査が不可能なほど品質に問題があった”とあります。
どれほどおいしくないのか、逆に興味があります。
私は、お米の味など分からないので、お米を買うときは、一番安いのを買います。
どちらかといえば、粘り気がないほうが好きです。
そういえば、以前、ブレンド米が流通した事がありました。
あの時も、それほど気にならなかったと思います。
そんな私なので、秋田63号を食べてみたいです。
<秋田63号>幻の「おいしくない米」復活、作付け開始 収穫量多いが味は……飼料価格高騰受け、家畜用に
極めて収穫量は多いが「とても食用に向かない味」と流通していなかった秋田県開発の“幻の米”「秋田63号」の試験的作付けをJA全農あきたが今年から始めた。バイオエタノール需要の高まりに伴う飼料価格高騰を受け、比内地鶏をはじめ家畜の餌への活用を想定している。
秋田63号は旧県農業試験場(現・県農林水産技術センター農業試験場)が88年から実験を重ね、02年に品種登録された。10アール当たりの収量は最大982キロ、平均でも900キロ近くと600キロ前後の「あきたこまち」のほぼ1・5倍。粒が大きく肥料も少なくて済む。
ただ、粘り気が少ないうえ、粒が割れやすいためうまみが抜けやすく、味が劣るのが欠点。「検査が不可能なほど品質に問題があった」(農協関係者)といい、試験場内で新品種開発などに利用されていた。
しかし、急激な穀物価格高騰で、JA全農あきたがこの品種に目をつけた。低コストで安定して収穫が期待できるため、県内5農協の計3・1ヘクタールで今年実験的に作付けした。肥料や農薬の量を変えながら栽培状況を調査。秋には比内地鶏の餌に混ぜて与え、肉質への影響などを確認する。
農水省は「飼料用の北陸193号の10アール当たり1トン近くという記録があるが、それに近い超多収米。減反率の低い東北で転作作物としての普及が期待できる」と話す。
一方、秋田63号の生みの親である真崎聡・農業試験場作物部長は「あくまで食用として開発したので餌米になるのは複雑な心境」と苦笑いするが、今後も多収性を生かした食用米の開発を続けるという。
<秋田63号>幻の「おいしくない米」復活、作付け開始 収穫量多いが味は……飼料価格高騰受け、家畜用に(毎日新聞) – Yahoo!ニュース
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