なぜ歳をとると「耳毛」が伸びる?もしも髪の毛が逆だったら世界はどうなる?

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突然のびる謎の毛!「シニア毛」ってなに?

テレビやネットのニュースで、最近ある言葉が注目を集めました。それは「シニア毛(げ)」という言葉です。

これは、40代や50代、60代といった中高年の男の人の「耳」や「鼻」、「眉毛(まゆげ)」などから、なぜか太くて長い毛がピョコンと飛び出して伸びてしまう現象のことです。

特に「耳毛」は自分では見えにくいため、気づかないうちに長く伸びてしまっていることがよくあります。街の男の人たちにインタビューをすると、「ときどき奥さんに抜いてもらっている」「ヒゲ剃りでついでに剃っている」といった声がたくさん上がっていました。

実はみんな気にしている!耳毛のデータ

ある調査によると、40歳を過ぎた男の人のなんと6割以上の人が「耳や鼻の毛が伸びやすくなった」と感じています。

さらに、周りの人たちに「他人の耳毛が気になったことはありますか?」と聞くと、およそ半数の人が「ある」と答えました。

つまり、多くのシニア世代の男性がこの毛に悩まされており、周りの人も「あ、あの人の耳から毛が出ているな」と結構気づいているということです。

なぜ伸びる?原因は「毛のタイマー」の故障

では、なぜ若いうちは生えなかったのに、歳をとると急にこんな場所から太くて長い毛が生えてきてしまうのでしょうか。

その理由は、体の中にある「毛の寿命のタイマー(毛周期)」が、老化によって狂ってしまうからです。

私たちの体にある毛は、ずっと同じものが伸び続けているわけではありません。「生える」「伸びる」「自然に抜け落ちる」というサイクルを、何度も繰り返しています。これを「毛の周期」と呼びます。

若い頃の耳や鼻の毛は、このタイマーが正しく働いています。そのため、目に見えないくらいの細くて短い「産毛(うぶげ)」のうちに、タイマーがピピッとなって勝手にポロリと抜け落ちていました。だから若い人の耳はツルツルに見えるのです。

抜けない毛がどんどん太くなる!

ところが、歳をとって体が老化してくると、この発毛細胞のタイマーの進みがどんどん遅くなってしまいます。本来なら「もう抜ける時間ですよ」というタイミングになっても、毛が皮膚にくっついたまま抜け落ちなくなってしまうのです。

抜け落ちないということは、そのままずっと成長し続けるということです。若い頃ならすぐに抜けていたはずの産毛が、何ヶ月も何年もそのまま生き残り、水分や栄養を吸ってどんどん太く、どんどん長く成長してしまいます。

これが、中高年男性の耳や鼻から立派な毛が飛び出してくる仕組みです。そのため、多くの人は毛抜きで抜いたり、専用のカッターで剃ったりして、身だしなみを整えるために日々苦労して処理をしています。

もしも「髪の毛」が逆だったら?

このように、今の世界では「歳をとると余計な毛が伸びてきて困る」と、シニア毛はなんだか恥ずかしいもの、ネガティブなものとして扱われています。

しかし、ここで非常に面白い一つの疑問が浮かんできます。

もしも、この「歳をとると毛が抜けずに太く伸び続ける仕組み」が、耳毛や鼻毛だけでなく、私たちの「髪の毛」にも全く同じように起きたとしたら、一体どうなっていたでしょうか?

今の現実の世界では、悲しいことに歳をとると髪の毛が薄くなったり、ハゲてしまったりする人がたくさんいます。そのため、みんなお金を払って「増毛(ぞうもう)」をしたり、かつらをかぶったりして、なんとか髪の毛を増やして若々しく見せようと必死になります。

ですが、もしも「歳をとればとるほど、髪の毛がどんどんフサフサに、大爆発するくらい濃くなっていく世界」だったとしたら、人間の行動や社会はどう変わるでしょうか。

価値観が180度ひっくり返る!「脱毛」が大流行する世界

もしも歳をとるほど髪の毛がフサフサになる世界だったら、私たちの「美しさの基準」は今とは全く逆になります。

今の世界では、みんな若く見せるために髪の毛を増やそうとしますが、この逆転世界では「頭の脱毛(毛を抜くこと)」が爆発的な大流行を見せるはずです。

なぜなら、その世界では「若者=髪が薄くてツルツル」「お年寄り=髪がフサフサでモコモコ」になるからです。人間はだれしも「若く見られたい」という気持ちを持っています。そのため、歳をとって髪がフサフサになってきたシニア世代の人たちは、なんとかして若者と同じ「ツルツルの頭」を手に入れようと、必死になって頭の毛を抜き始めるでしょう。

美容院は大パニック?「毛根を滅ぼす場所」への変化

こうなると、街にある美容院の仕事も完全に逆転します。

今までは「髪をかっこよくカットする場所」だった美容院は、いかにして頭の毛を綺麗になくすかを競い合う「頭部専門の脱毛サロン」へと姿を変えます。

テレビや電車の広告には、「若々しいあの頃のツルツル頭へ!」「最新のレーザーで頭皮をツヤツヤに」という言葉が溢れかえるでしょう。今の世界にある「増毛」や「髪を増やすお薬」のビジネスは完全に消えてしまいます。

逆に、どうしても頭の毛が抜けなくて困っているシニアのために、被るだけで頭がツルツルに見える「スキンヘッド風のかつら(逆かつら)」が発明され、お店で高く売られるようになるかもしれません。

人間はマウントを取りたがる!「ハゲ」こそが最高のおしゃれ

人間という生き物は、何かと周りの人と自分を比べて、差をつけたがる(マウントを取りたがる)性質を持っています。そして、なかなか手に入らない「珍しいもの」ほど、価値がある素晴らしいものだと思い込む癖があります。

この性質を考えると、逆転世界では「ハゲ(スキンヘッド)」こそが最高にクールで、お金持ちで、おしゃれなステータスになります。

若い人たちは「見てよ、僕のこの何も生えていない綺麗な頭皮!若くて健康的だろ?」と自慢し合います。大人の男の人たちは、頭皮をツヤツヤに磨き上げたり、ファンデーションを塗って綺麗に魅せたり、頭皮にカッコいいタトゥー(絵)を描いたりして、新しいファッションを楽しみます。

髪の毛がない方が帽子の形が綺麗に見えるため、帽子のおしゃれも今の何倍も進化するでしょう。逆に、毛の処理をサボってフサフサのままにしているお年寄りは、「あの人は身だしなみに気を遣っていない、だらしない人だ」と言われてしまうかもしれないのです。

常識なんて、実はただの思い込みかもしれない

「歳をとると耳毛が伸びる」という、ちょっと恥ずかしいニュースから始まった今回の思考実験。でも、もしも髪の毛が同じ仕組みだったら……と考えるだけで、私たちが普段「これが正しい」「これが美しい」と信じ込んでいる常識が、いかに簡単にひっくり返るかが分かります。

私たちが「ハゲは嫌だ」「フサフサが良い」と思っているのは、それが絶対的な正解だからではなく、今の世界の仕組みの中で「手に入りにくいから」に過ぎないのかもしれません。そう考えると、今のご自身の頭の毛の見え方も、少し違って面白く思えてきませんか?


みなさんはどう思いますか?
もし本当に「歳をとるほど髪がフサフサになり、ハゲがおしゃれになる世界」になったら、あなたはどんな頭皮のファッションを楽しんでみたいですか?また、この世界の学校や仕事場では、他にどんな面白いルールが生まれると思いますか?ぜひコメント欄であなたの楽しいアイデアを教えてください!

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