カメラ映像機器工業会(CIPA)は、フィルムカメラの生産・出荷台数の統計の発表を停止したそうです。
理由は、”集計値が一定数を下回った場合などに発表の対象としない”と決まっているから見たいです。
つまり、フィルムカメラの時代が終わろうとしているって事みたいです。
ま~、今は、カメラと言えば、デジカメです。
確かに、デジカメはいいことは多いです。
私は、フィルム時代にカメラに興味を持ちました。
あの頃は、写真を撮るたびに緊張したものです。
なぜなら、フィルムも現像代もお金がかかるからです。
しかし、デジカメは、その心配がありません。
とりあえず撮ってみて、その場で確認する事ができます。
ところで、私はカメラの雑誌をよく見ます。
写真の構図の勉強などの為です。
そうやって見ていると、すばらしい写真を見る機会があります。
カメラの雑誌に載っている写真には、カメラの機材やシャッター速度などの情報も書かれています。
そうやって見ていると、まだまだフィルムを使っている人も結構いるようです。
そんな人の意見を聞いてみると、デジカメではまだまだフィルムでは表現できないそうです。
しかし、これも徐々にその差は縮まるのではないでしょうか?
いつかは、こんな時が来ると思っていました。
フィルムが発明されてからの期間と、デジカメ出現の期間を考えると、立場が入れ替わるまでかなり早かったと思います。
慣れ親しんだものがなくなるのは、やっぱり悲しいです。
ついにフィルムカメラ市場終焉 CIPAが統計発表停止
フィルムカメラの時代が完全に終わろうとしている。
カメラや映像機器メーカーの業界団体であるカメラ映像機器工業会(CIPA)は、フィルムカメラの生産・出荷台数の統計の発表を停止した。
CIPAは毎月、デジタルカメラとフィルムカメラ、カメラ用交換レンズの生産・出荷台数を発表していた。しかし、2008年4月に発表の2月分統計から、フィルムカメラの数値を空欄とした。
デジタルカメラに押されフィルムカメラの人気低下は著しい。前月の統計では、生産が1580台(約4600万円相当)、出荷は1万1573台(約1億7200万円相当)と、寂しい数字だった。
CIPAには、「集計値が一定数を下回った場合などに発表の対象としない」といった内部規定がある。2月分からはその規定にひっかかってしまったのだ。
CIPAの統計は日本のメーカーに限っているが、海外工場での生産分を含んでいる。また、日本のメーカーが世界シェアを独占していることからも、市場縮小は世界全体のことといえる。01年に国内出荷台数でデジタルカメラに抜かれてから、7年で統計発表自体が停止に追い込まれた。
「最近はフィルムカメラの新製品も登場せず、統計への問い合わせもほとんどなかった。1昨年からは、数字が小さいために、それまで行なっていた生産・出荷の予測作業もできない状態だった」(CIPA関係者)
CIPAは今回の停止につき特にコメントをしていない。統計表の下に、規定に満たなかった旨が記載されているのみだ。そのため、特にニュースにもならなかった。
世界中の人びとに愛されたフィルムカメラだが、その終焉はひっそりと訪れていたのである。
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