今、水泳界では、水着の事が話題のようです。
そんな中、アシックスとデサントの2社の五輪用水着に素材が採用された、山本化学工業が“窮状”を訴えているようです。
訴えの内容ですが、
(1)2社に意見や提案を聞いてもらえない
(2)素材を全身に使用した水着(ニュージーランド製)を試してほしいが、どの選手が試着を希望しているか情報がもらえない
だそうです。
(1)に関しては、日本にメダルを取ってほしいので、「協力すればいいのに」って思います。
そもそも、今回の騒動は、スピード社製の水着を着た選手が、世界新記録を続出した事に始まります。
今では、水泳は、選手より水着の方が話題になっているようにさえ感じます。
今回、悲鳴をあげている会社は、世界記録続出のスピード社製水着の素材より、水の抵抗が少ないという新素材を開発した会社のようです。
これは、更なる記録更新の期待が持てそうです。
これで、メダルラッシュかも?
ま~、水着だけで、メダルとは行かないのが現実でしょう。
ところで、山本化学工業ってどんな会社?
ちょこっと調べてみました。
まずホームページです。
たぶん、これではないでしょうか?(間違ってたら、ごめん)
いろいろなニュースの記事を見たのですが、この会社のリンクがありませんでした。
そこで、記事の中の、”大阪”、”社長の名前”、”そこに写っている社長の顔”で判断して、「これ?」って感じです。
会社のホームページでは、あまり詳しい事は分からないので、他を探す事にしました。
山本化学工業株式会社(やまもとかがくこうぎょう)は、大阪府大阪市に本社を置くウェットスーツ素材、医療素材などの複合特殊ゴム製品を製造する企業である。
ウェットスーツ素材では世界随一のシェアを誇り、特にトライアスロン市場でのシェアは90%を超える。また同社の開発製品「バイオラバー」はGAORAやMBSラジオで盛んにCMが放映されている。「すごいアイツがやってきた!」のキャッチフレーズで有名。
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
私は、大阪に住んでいますが、この会社についてはまったく知りません。
また、上の説明によると、CMをやっているようです。
でも、ラジオを聞かないので、CMも知りませんでした。
”トライアスロン市場でのシェアは90%を超える”となっているので、かなりの技術を持っていると思います。
さて、この会社の概要を見てみました。
すると、従業員が60名となっています。
山本化学工業株式会社
これだけの技術を持っているわりに、従業員が少ないと思います。
つまり、それほど大きな会社ではないのでは?と想像できます。
今回は、そんな会社が、世界でも有名な会社に対しての訴えです。
今の時代、大きな会社とはいえ、弱肉強食です。
利用されなければ良いのですが・・・
たとえば、この会社の商品を真似て、新商品って事はないでしょうか?
つまり、パクるってことです。
それはないだろう!って思うかもしれません。
でも、今では有名な、ナイキも会社設立に当たって、それなりの事があるようです。
今回は、ナイキのことではないので、詳しく書きません。
でも、気になると思うので・・・
ナイキは、元々はオニヅカタイガー(現在のアシックス)の米国販売代理店だったようです。
そして、オニヅカタイガーを訴え、そのお金でナイキの元となる会社を創ったようです。
これに関して詳しい事は、以前調べたのですが・・・
このブログでも書いたような、そうでないような・・・
よく覚えていません。
私達は、会社を、CMのイメージだけで判断しがちです。
でも、実際はどうかわかりませんよ・・・
水着新素材提供の山本化学工業が悲鳴
アシックスとデサントの2社の五輪用水着に素材が採用された山本化学工業が“窮状”を訴えた。山本富造社長(49)が3日、報道各社に直筆のファクスを送付。(1)2社に意見や提案を聞いてもらえない(2)素材を全身に使用した水着(ニュージーランド製)を試してほしいが、どの選手が試着を希望しているか情報がもらえない-と打ち明けた。
同社は好記録連発の英スピード社製より水の抵抗が少ないという新素材を開発して、日本水連から改善を要求された国内メーカー3社に提供、うち2社が5月30日に採用を発表した。だが、採用後に2社へ協力を申し出ると、デ社は「情報を開示する約束はしていない」と断り、ア社は無回答だったという。
山本社長は「私ども中小企業では選手に声が届かない。(ニュージーランド製水着の)試着を希望する代表選手は電話やメールでご一報を」と訴えていた。
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