奈良県立医科大の教授が、クモの糸を使ってバイオリンの弦をつくることに成功したとか。
どんなの?
もしかして、なんか加工して?
たとえば、なんかの薬品をまぜたとか。
どうも違うようです。
沢山の蜘蛛をあつめ、糸を出させたようです。
その数は一万本以上とか。
それを束ねて、バイオリンの弦にしたとか。
そもそも、そんなものに耐久性があるのでしょうか?
そういえば、子供のころ、蜘蛛の糸ってお話を聞いたことがあります。
内容は、たしか、地獄に落ちた人が、蜘蛛の糸をつたって脱出しようとするお話だったと思います。
あんまり昔の事なので、自信がありません。
そこで、ちょこっと蜘蛛の糸のお話について調べてみました。
すると、このお話の作者は、あの、芥川龍之介なんですね〜
それならば、これ以上説明はいりませんよね〜
さて、この蜘蛛の糸って話を大人になって思い出しました。
その時に思ったのが、いくら糸が強くても、無理だろ〜って思っていました。
でも、束ねれば、バイオリンの弦になるんですか〜
しかし、2〜3回それなりの音を出すと糸が切れるのでは?
って思ったのですが・・・
予想以上の強さのようです。
そこで、蜘蛛の糸の強度について、ちょこっと調べてみました。
糸の強度は同じ太さの鋼鉄の5倍、伸縮率はナイロンの2倍もある。鉛筆程度の太さの糸で作られた巣を用いれば、理論上は飛行機を受け止めることができるほどである。そのため、近年では人工的にクモの糸を生成する研究も行われている。
クモWikipedia
えっ!そんなに強いものなの〜
口か、どっからから出すものだから、よだれみたいな物かと思っていました。
ま〜、ベタついていますし〜
だから、獲物を取ることが出来るんですけど。
もし、蜘蛛を糸を人工的に作ることができれば・・・
色々な事を想像しています。
うん?そういえば、そんなストーリーがあったような・・・
そうだ、スパイダーマン。
あれって、たんなる子供向けのお話と思っていたのですが、案外、理論上に基づいたお話なのでしょうか?
そう考えて見ると、面白いかも。
でも、私は見ないだろうな〜
だって〜蜘蛛きらいだも〜ん。
クモの糸、1万本束ねてバイオリンの弦 「柔らかい音」
細くて強いクモの糸を使ってバイオリンの弦をつくることに奈良県立医科大の大崎茂芳教授(生体高分子学)が成功した。高級品である羊の腸の弦(ガット弦)と比べ「柔らかい音」がでるという。大崎さんは「演奏家の好みで選ばれる弦なら実用化の可能性も高い」と話している。
大崎さんは約30年間、クモの糸の研究を続け、利用法を探っていた。バイオリンの弦にできないかと考え、おなかに黄色と黒の虎縞(じま)が横に入ったコガネグモと、縦に入ったオオジョロウグモを計300匹以上集め、糸をださせた。
この糸を約1万本束ね、太さ0.5〜1ミリ、長さ50センチにしてバイオリンの弦にした。すると、4種類の太さがある弦のうち一番細いものをのぞく3本は、実際にバイオリンにつけて演奏できた。
バイオリンの弦はガット弦のほか、金属製やナイロン製があり、ガット弦は特に上級者に好まれる。クモの糸の弦の音色をガット弦と比べるため「ラ」の音を詳しく調べたら、クモの糸の方がオクターブ違いの音が多く含まれ、その分「柔らかい音」になっていたという。ただ、引っ張る力に耐える強さは3分の2ほどと、やや弱めだった。
「長くて均一な糸を集めるため、クモに途中で糸を切られないように、さらに工夫したい」と大崎さん。成果は15日に札幌市である高分子学会の討論会で発表する。
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