紀伊國屋書店が、2008年の本の年間ベストセラーを発表したようです。
総合部門のトップは「夢をかなえるゾウ」、次いで「ハリー・ポッターと死の秘宝」みたいです。
どちらも嫌いな本だよ。
ハリー・ポッターを知ったのは、本より映画の方が先だったかもしれません。
どうも、現実から逃れ、別の世界にってところが好きになれませんでした。
また、作者が金を手にするようになると、人相まで変わってきたところも、さらに嫌いな理由です。
ま~、この辺でハリー・ポッターの事は終わります。
夢をかなえるゾウについては、内容が薄いところが気に入らないです。
また、関西弁が使われているところがむかつく。
この本は、ジャンル的には自己啓発の分野ではないでしょうか?
私は、このての本を沢山読んだことがあります。
別に、自己を高めようなんて考えたわけではありません。
このての本は、パクリが多い。
ろくに検証もせずに、ほかから引用して、さも自分の発見のように語られています。
私は、その源流を探るために、このての本を沢山読みました。
最終的に行き着いたのが、日本では中村天風です。
外国では、ナポレオン・ヒルが源流のようです。
内容的には、どちらも同じです。
自分の考えを、ポジティブにするって具合です。
さて、今回の夢をかなえるゾウですが、そのレベルにすら達していませんでした。
最後まで読んだのではないので、断言できません。
今まで、沢山の本を読んだ私としては、読むに値しない本として読むのをやめました。
つまり、何も魅力がありませんでした。
こんな本が売れるとは・・・
確かに、内容がないので、このての本を読むきっかけとしてはいいかもしれません。
でもこれでは、たんなる暇つぶしの読み物程度にしかならないでしょう。
はたして、ほかの自己啓発がためになるかといえば、首を傾げたくもなるも事実です。
自己啓発は、宗教じみたところもあるので、自己責任でお読みください。
私は、あまりお勧めしませんが・・・
中村天風は、それほど害はないかもしれませんね。
紀伊國屋書店、「2008年書籍年間ベストセラー」を発表
紀伊國屋書店は2008年12月5日、「2008年書籍(総合・文庫・コミック)年間ベストセラー」を発表した。国内全63店舗の販売データ(昨年12月~今年11月)をもとに年間の累計売上をランキングした。
文庫・コミック・学習参考書を除く総合部門のトップは「夢をかなえるゾウ」(水野敬也著、飛鳥新社)、次いで「ハリー・ポッターと死の秘宝」(J.K.ローリング著、松岡佑子訳、静山社)、「B型自分の説明書 、Jamais Jamais著、文芸社)と続いた。
文庫部門では「容疑者Xの献身」(東野圭吾著、文藝春秋)、「チーム・バチスタの栄光」(海堂尊著、宝島社)の上下巻がベスト3。コミック部門では「NANA 19巻」(矢沢あい著、集英社)、「のだめカンタービレ 20巻」(二ノ宮知子著、講談社)、「NANA 20巻」が上位を占めた。
各部門100位までの書名・著者・出版社名は同社サイトで公開。また紀伊國屋書店スタッフが読んで選んだ今年のベストブック「キノベス2008」30位も発表している。
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