「夕張メロン」の初競りが行われ、2玉(計3.9キロ)が、250万円で競り落とされたそうです。
この金額ですが、過去最高とか。
250万円って、尋常な価格ではないと思います。
正直なところ、あきれます。
初物だからと言って、特別おいしいとは思えません。
どちらかと言えば、味より縁起物でしょう。
しかし、たかがメロンが2玉で、250万円ってのは異常ではないでしょうか。
このメロンを競り落とした人の感想ですが、記事によると、
「夕張を応援したかった」
っとなっています。
これって、本当に応援になるの?って聞きたいです。
今はいいです。
値段が前年より上回っているから。
そして、この異常な値段の為にニュースになります。
これによって、少しは「夕張メロン」のイメージもあがるでしょう。
更なる高級感が増すかもしれません。
しかし、これはいつまでも続きません。
いつまでも高値になるような幻想は、いつか崩れます。
そうなった時に困ります。
何が困るって?
それは、「夕張メロン」のブランド力が落ちる事を意味します。
たとえば、来年の落札額が100万円だったとします。
これでも、異常な価格です。
でも、今年の250万円に比べたら、かなりインパクトがなくなります。
マスコミも、値段が下がったと報道するでしょう。
そうなると、「夕張メロン」のブランド力が落ちたような錯覚に陥ります。
すると、人々の熱は急に冷めます。
そうやって、適正な価格まで下がると思いますが、世間のイメージはそれ以下になるのではないでしょうか?
「夕張メロン」が高級って、過去の事でしょう。
そのようになるのではないかと、私は思うのですが・・・
ま~、世の中を見回せば、値上げ値上げのニュースばかりです。
そんな中、たまには、こんな景気のいい話もいいかもしれませんね。
<夕張メロン>初競りで2玉250万円…仲買人ため息
北海道の初夏の味覚「夕張メロン」の初競りが13日、札幌市中央区の中央卸売市場であり、2玉(計3.9キロ)が250万円の過去最高値で競り落とされた。見守る仲買人は「高額は予想していたが、これほどとは」とため息を漏らした。
競りにかけられたのは12日に夕張市内の農家4軒が収穫した計100玉。競りは午前7時に200万円から始まり、直後に札幌市の卸売業「イビ」(井樋=いび=竜也社長)が250万円で競り落とした。メロンは早速市場近くの直営店に1玉125万円で並んだ。布川健雄店長(24)は「夕張を応援したかった」と話した。
初競りの最高値(2玉)は05年60万円、06年80万円と年々上昇。夕張市の財政再建団体入り後、初となった07年は200万円を記録した。
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