アメリカで、冷凍食品業界を背負った議員たちが、学校給食のピザのソースを「野菜」とみなす栄養管理制度の「抜け穴」を守ろうと動いているそうです。
ま~、早い話、自分の利益のために、議員がゴリ押ししようとしているってことでしょう。
ちょっと前、ニュースはTTPの話題でもちきりでした。
その後、総理が自分の言ったことに、独自解釈をつけてうやむやにしてしまった感じがするのですが・・・
どうなったのでしょうか?
TTPで問題に上がったのが、日本の農業の事でした。
TTPで日本の農業がだめになるって話みたいでした。
でも、実際はどうでしょう?
なんでダメになるかというと、外国から安い野菜が入ってきて、日本の野菜が売れなくなり、日本の農業がだめになるってことみたいです。
私の友達で農業をしている人がいます。
その友達は、あまりTPPに関しては心配していないようです。
「健康を気負つける人は、高い日本の野菜を買うやろ~」
って考えているみたいです。
でも、貧乏な私としては、やはり安い方を選んでしまいそうです。
それに、日本人ってまだまだ食に対する意識は低いと思います。
マクドナルドなんかを見ていると、つくづく思います。
だって、ハンバーガーの原材料がどこかなんて意識していますか?
テレビのCMに惑わされて、ハンバーガーを食べていませんか。
それに、牛肉とか。
一時期、狂牛病が問題になりました。
日本は、外国から輸入する牛肉に基準を設けました。
でも、その後、外圧に負けてその基準を引き下げるようなニュースを聞きました。
これもうやむやにされたような気がします。
このように、日本人は外国人が声を大きくして叫ぶと、日本のお偉いさんはビビるようです。
こんな状態で、TTPなんかを結ぶとどうなるのでしょうかね~
さて、今回は、アメリカの給食の話です。
日本の給食は、栄養面で気を付けられていたりと、日ごろ貧しい食事をしている私にとってうらやましいメニューに見えます。
でも、TTPなんかで外国と競争するようになったら、今のまま維持できるのでしょうか?
アメリカの今は、日本の未来の姿ともいえるかもしれません。
しかし、日本の給食だけは、今のまま子供の健康を考えた制度を守ってほしいものです。
ピザソースは「野菜」?学校給食めぐる米議会の驚きの見解
肥満の危機が叫ばれて久しい米国で、冷凍食品業界を背負った議員たちが今、学校給食のピザのソースを「野菜」とみなす栄養管理制度の「抜け穴」を守ろうと動いている。
■ピザ1枚のトマトソースで野菜1人前
非営利団体「公益科学センター(Center for Science in the Public Interest、CSPI)」の栄養政策担当ディレクター、マーゴ・ウータン(Margo Wootan)氏によると、従来の規制では「野菜」はテーブルスプーン8杯分か、カップ1/2の分量を提供して初めて1人前とカウントされる。しかし、ピザ1枚に塗るトマトペーストをスプーン2杯分と定め、「野菜」とみなす「抜け穴」が存在する。
そこで、学校給食を管轄する農務省は今年初め、トマトペーストを野菜1人前として数える場合にはテーブルスプーン8杯分が必要と定め、またフライドポテトやその他でんぷん質の多い食品メニューは週2回までに制限する改正案を提案した。
しかし、米上下両院の合同審議会は今週、農務省の来年度予算案に盛り込まれたこの制限を否決した。14日発表された予算案は週内にも議会で承認される見込みだが、共和党は法案の概要で「あまりにもわずらわしく、費用もかかる規制」の敗北を喜び、「地域ごとの学校区のさらなる柔軟性」を歓迎すると述べている。
業界ロビー団体、米国冷凍食品協会(American Frozen Food Institute)も、「カリウムや繊維質、ビタミンAやビタミンCなど、ピザソースに多量に含まれる栄養素を評価し、生徒たちがピザやパスタといった健康的な食品を今後も楽しめることが約束された」として動きを歓迎した。■ペパロニピザを「野菜」に数える栄養管理とは?
一方、CSPIのウータン氏は「栄養についてなど全く考えていない。ピザ業界を保護しているだけだ」と議員らを非難している。「ペパロニピザは、野菜とは言えない」
「議会がやったことは要するに、食品業界の利益を保護するための介入だ。学校給食として最も健康に悪い2つつの食品、ピザとフライドポテトを業界が今後も販売できるようにしたまでだ」とウータン氏は怒りを示した。
コメント