あの時代ってこんな感じ?NYコレクション:70~80年代の影響が色濃く…キーワードは「ボリューム」

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NYコレクションのイメージ画像

ニューヨークコレクションを一度は見てみたいですね♪

プレタポルテ(既製服)のコレクションらしいですが、普段着ていて、ちょっとおしゃれ!って感じがとても好きです。

実際のコレクションを生で見てみたいです~~~~。

私は、ブランドの名前は、ほとんどしりませんが、見るのは好きです。

見ていると、日常生活を忘れ、まるで映画でも見ているような気分になります。

ラコステのカジュアルな感じと、おしゃれな色使いが好きです。
でも、この中で一番よかったと感じたのが、カルバン・クラインです。
とてもシンプルですが、なぜか斬新さを感じました。
私の一押しです。

ラコステのイメージ画像
◇ラコステ 今年ブランド創立75年を迎え、創始者ルネ・ラコステのスタイルを今風にアレンジした。スキー場をテーマに、フランス風のアメリカンカジュアルやレゲエ風のカラーコーディネートなど、キュートなファッションを見せた。

アナ・スイのイメージ画像
◇アナ・スイ さまざまな民族服やアートを自在にミックスするアナ・スイのコレクションは誰よりもパワフル。19世紀末の芸術やネイティブアメリカンの装飾をゴールドとダークカラーで表現したチュニックやミニスカートを重ね、インパクトのあるスタイルを作る。(Photos L’ESTROP)

アレキサンダー・ワンのイメージ画像
◇アレキサンダー・ワン デビューから4シーズン目。わずか23歳でニューヨークで注目を集める存在になった。黒のテーラードジャケットやベストにパンツといったメンズスタイルにシースルーのタンクトップなどを合わせ、パンクテイストを加えたスタイリングが新鮮だ。(Photos L’ESTROP)

3.1フィリップ・リム のイメージ画像
◇3.1フィリップ・リム 買いやすい価格でありながらモードなデザインが人気を集め、昨年末には日本社もできた。ゆったりしたシルエットのコートやAラインコートに長いスカートや幅の広いパンツを合わせたボリュームのあるスタイルが多かった。(Photos L’ESTROP)

カルバン・クラインのイメージ画像
◇カルバン・クライン デザイナーのフランシスコ・コスタは、無駄をそぎおとしたミニマルな美しさで感動を与えた。飾りの無い小さな襟のテーラードコートやジャケットが美しい。左右非対称の丈のコートや切れ込みを入れたジャケットも流れるようなラインを描く。(Photos L’ESTROP)

ダイアン・フォン・ファステンバーグのイメージ画像
◇ダイアン・フォン・ファステンバーグ 米国ファッションデザイナー協議会(CFDA)の会長を務めるファッション界の重鎮。代表的なプリントのドレスにツイードのコートやジャケットが重ねられ、これまでに比べレトロな印象に変わった。(Photos L’ESTROP)

マイケル・コースのイメージ画像
◇マイケル・コース しなやかなプリントのドレスにゆったり羽織ったビッグコートやクロコダイルやファーのコート、優雅に裾(すそ)を張らせたカクテルドレス、次々に登場するアメリカンラグジュアリーのゴージャスさが、巨大なテント会場を埋めた観客を魅了した。(Photos L’ESTROP)

Y-3のイメージ画像
◇Y-3 本物の氷のブロックを積み上げて作った壁を背に鮮やかなオレンジやグリーンのチェックのビッグストールを巻いたコートやカーキのオーバーサイズジャケットのモデルが登場する。ボリューム感ある重ね着スタイルが、背景にマッチし、まるで氷の国のような幻想的なショーだ=写真提供Y-3

マーク・ジェイコブスのイメージ画像
◇マーク・ジェイコブス ロックバンド「ソニック・ユース」のライブ演奏の中、登場した服は、スモーキーカラーを基調にしたゆったりしたコートや、襟の開いた大きなニットにロングスカートやワイドパンツといった、エレガントなリラックススタイル。前シーズンは、ショーの開始が2時間も遅れニュースになったが、今回はわずか20分遅れで始まり、遅れを見越してゆっくりやってきた招待客の中には会場に入れない人が出る一幕も。いずれにしても、マークがニューヨークコレクションで一身に話題を集めることに変わりはないようだ。(Photos L’ESTROP)

ダナ・キャランのイメージ画像
◇ダナ・キャラン 玉虫色に輝くバスローブ型ドレスや、袖のゆったりしたベルベットのドレス、大きな襟のオーバーサイズのコートなどリラックスしたフォルムをぜいたくな素材で、高級感あふれるシティーウエアに仕立てている。(Photos L’ESTROP)

ナルシソ・ロドリゲスのイメージ画像
◇ナルシソ・ロドリゲス 新しいボリュームをシンプルなシルエットに生かしたビッグスリーブのジャケットやコクーンシルエットのコートなど、ダブルフェイス仕立てでエレガントに表現した。(Photos L’ESTROP)

デレク・ラムのイメージ画像
◇デレク・ラム 日本でも人気の皮革製品ブランド「トッズ」のクリエーティブディレクターとしても知られている。ダブルボタンのテーラードジャケットやベルベットのミリタリーコートのクラシックなスタイルを黒やダークグレーでミステリアスに見せた。(Photos L’ESTROP)

ラルフ・ローレンのイメージ画像
◇ラルフ・ローレン チャコールグレーのスリムなカシミアのコートに細いパンツやスカート、シルクブラウスにマーメイドラインのスカートなど、上質な素材と巧みなカッティングで、洗練されたアメリカンラグジュアリースタイルを完成させた。(Photos L’ESTROP)


NYコレクション:70~80年代の影響が色濃く…キーワードは「ボリューム」 パリや伊ミラノ、ロンドン、東京など世界各都市で行われるプレタポルテ(既製服)のコレクションの中で、今、最も熱い視線を集めているのがニューヨークコレクションだ。規模の大きさ、トレンド発信力ともに今や世界一と言われている。2月1~8日まで行われた08~09年秋冬コレクションをショーの模様だけでなく、バックステージや注目トレンドと併せてリポートする。

 今回のニューヨークコレクションは、小規模なプレゼンテーションも数えると約200以上のブランドが参加し、最大規模になった。限られた日程の中に詰め込まれたスケジュールは超過密になり、他都市ならあり得ない、同じ時間に4件のショーが重なるという事態が、もはや当たり前になった。

 そのため、ショー会場も、5と6番街の間、44丁目から42丁目にあるブライアントパークの主会場だけでは間に合わず、おしゃれなレストランなどが建ち並ぶ今話題のミートパッキングエリアやチェルシーのギャラリーなどにまで点在。世界中から集まった多くのジャーナリストやバイヤー(買い付け担当者)らは、ミッドタウンとダウンタウンを何度も往復することになり、付近では車の渋滞も発生する混乱ぶりだった。

 ここ数年、ニューヨークの人気が上昇しているのにはいくつかの理由がある。一つには、次々に登場する新人デザイナーの魅力。彼らはビジネスでも手堅く、着やすい服を買いやすい価格で作るためバイヤーに受けがいい。アレキサンダー・ワン、3.1フィリップ・リム、ウエインなど、新人の多くは中国や韓国などアジア系アメリカ人で、どこかに感じられるアジア的繊細さも魅力のようだ。

 さらに、ユーロ高によるドル安で、米国ブランドの服が買いやすくなっていることもある。また、巨大なマーケットを当て込んで、米国進出を図るヨーロッパからの参加ブランドが増えたのも、ニューヨーク人気の要因に挙げられている。今シーズンは、グッチが高級ブランド店が並ぶトランプタワーに世界最大規模の店をオープンさせるなど、数々のショップオープンも話題になった。

 さて、コレクションはというと、70年代と80年代の影響が色濃く、「ボリューム」がこのシーズンを代表するキーワードになりそうだ。肩から裾へ三角形を描くテントラインや繭のようにふくらんだコクーン型コート、胸下にギャザーを入れたベビードール風ワンピース、背中がふんわり丸みを帯びたジャケット、ワイドパンツなど、ボリュームのある服がとにかく多い。

 こうした大きなコートに細身のドレスを合わせるような、ボリュームとスリムのコントラストを強調した着方が目立つ。一方で、ボリュームシルエットとは対照的なスリムなメンズ風のテーラードジャケットのパンツスーツやベストもあり、こちらは小さめを細くぴったりに着る。

 色はチャコールグレーや黒をベースに茶、カーキ、パープル、グリーン、ネービー、スモーキーピンクなどをミックスする。80年代風な黒と蛍光色のはっきりした配色も新鮮だった。(資生堂ファッションディレクター・時田麗子)

NYコレクション:70~80年代の影響が色濃く…キーワードは「ボリューム」 – 毎日jp(毎日新聞)

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