アップルが、部品調達先などの156社の社名を初めて公開したそうです。
なんで?
過去に、部品調達先の労働条件が悪いってニュースがちょくちょく流れていました。
それに対する批判をかわすためだろうって事みたいです。
アップルといえば、情報管理が厳しいです。
どれくらい厳しいかというと・・・
毎年のように新製品が出ているようですが、その時期前になると新製品の情報が流れます。
たとえば、私が買おうとしたipod nanoです。
「なにやら、今度のipod nanoは、第7世代になりビデオカメラが付く?」
その根拠として、試作品のケースの後ろに穴が開いた画像がでまわっているからだとか。
そんな情報が流れていました。
私は、その情報を信じちゃいましたよ。
そして、新製品が発表されました。
その情報を信じていた私は、新製品が公開された時刻に、アップルのホームページを何度もリロードしました。
なぜなら、いち早く新商品のipod nanoの情報が見たかったからです。
何度もリロードしているうちに、ページにエラーが出るようになりました。
「たぶん、今ページの更新をしているんだろうな~」
そんなことを考えながら、リロードの嵐です。
「クリック、クリック、さ~変われ~」
このワクワク感がわかりますか?
そして、ページが更新されました。
すべてガセ
まず、ビデオカメラの機能はありません。
その前に、第7世代でもありませんでした。
「いったい、あの情報はなんだったんだ?」
期待が大きかっただけに、この残念感の大きい事と言ったら・・・・
このように、アップルは情報管理が厳しいようです。
そんなアップルが、情報を公開するには、もちろん訳があります。
一番の理由は、
「私は悪くありません、納入している会社が悪いのです」
って言いたいのでしょう。
しかし、そんな会社の製品でアップルの商品は作られています。
そもそも、なんで調達会社の労働環境が悪いのでしょうか?
もちろん、少しでも多く利益を得たいからです。
人間、余裕があれば大盤振る舞いしがちです。
それがされずに、労働条件が悪くなるとなると・・・
「アップルが、値段をたたいているのでは?」
なんて考えてしまいます。
現時点でアップルは、かなり調子いいようです。
そうなれば、契約も強気の姿勢になると思います。
「この価格で無理だって?じゃあ、他の会社にしようかな~」
なんて契約している場面が想像できます。
成功の影で、過酷な労働に苦しんでいる人がいます。
人の幸せは、誰かの不幸の上に成り立っているのでしょうか?
不幸な私が考えてしまいます。
「だれか、私の幸せをかえして~」
米アップルが契約企業の違反公表、調達先など156社を初公開
米アップル<AAPL.O>は13日、契約企業の労働条件などについて監査した報告書を公表した。その中で部品調達先など156社の社名を初めて公開。自殺者も出たアジアの契約先などで劣悪な労働環境を無視しているとの批判をかわす狙いがあるとみられる。
昨年10月に死去したスティーブ・ジョブズ前最高経営責任者(CEO)は社内情報を厳しく管理したが、報告書の公表で、後継のティム・クック氏の下、アップルがより透明性の高い体制に移行するとの見方が強まっている。
アップルは500ページにわたる報告書で、違法な若年労働が部品会社で6件見つかり、過去にも13件が行われていたと指摘。ほかにも、工場排水を周辺の農場に捨てたり、給与記録を改ざんするなどの違反行為があったという。
同社が昨年行った監査は2010年より80%多い229施設。部品製造から製品組み立てまで全工程にわたる契約企業で実施されたとみられる。
クックCEOはロイターのインタビューに、「われわれは毎年(監査)プログラムを拡充し、基準を厳しくしている」と答え、契約先の行動規範強化に今後も取り組む姿勢を示した。
コメント
リロードの嵐って・・・
ネットリテラシーのな方だこと。
期待が大きかったもので・・・
ビデオの機能の復活情報を、とても喜んでいました。
なんせ、ガセ情報をそのまま信じていたもんで。