「戦艦でもなく、機関車でもなく、エレベーターですか?」
私が、初めて地球以外の概念を知ったのはアニメです。
そのアニメとは、宇宙戦艦ヤマト。
アニメの内容は全く覚えていませんが、夢中で見た記憶があります。
そして、宇宙戦艦ヤマトの後は、銀河鉄道999です。
どちらも、原作者は松本零士ですね~
改めて考えると、宇宙と言うより、未知なる外国にでも行くような感じで見ていたのかもしれません。
そのため、宇宙としての憧れは感じていませんでした。
それがいつの間にか、宇宙と言うもの自体に魅力を感じるようになりました。
それもまたアニメによる影響だと思うのですが、今度は何のアニメか思い出せません。
もしかしたら、映画だったのかも?
「いや、それは無いな!」
なぜなら、私は子供のころから落ち着きがありませんでした。
そのため、長時間にわたる映画を、じっと見るなんて考えられません。
せいぜい、アニメの30分が限界です。
やっぱり、アニメでしょう。
そのアニメの中で、
「人間が、空間に浮かんでいるではないですか~」
まるで、新しいエンターテイメントでも見つけたような興奮を覚えました。
「私も、宙に浮いてみたい」
これが、私が宇宙に憧れた理由です。
そんな宇宙に憧れていましたが、現実に宇宙に行くとなると・・・
「えっ!エレベーターでいけるの?」
今まで手の届かなかったものが、一気に庶民のもののようになったような感じがします。
つまり、ありがたみがなくなる。
たとえば、東京大学。
私の子供のころは、今以上に学歴社会と言われていました。
そのため、東京大学卒業といえば、神にも近い存在です。
しかし、今では・・・
あの鳩山元首相も東大卒です。
これで、一気に東大ブランドも落ちたのではないでしょうか?
ま~、首相自体の価値も、落ちるところまで落ちていましたが、ルーピー(鳩山)のおかげで、その地位は、今やめり込むほどです。
さて、さすがに宇宙へエレベーターでいけるからと言って、そこまでは落ちることはありませんが、いや、ルーピーと宇宙を比べる方が失礼ですね。
そういえば、ルーピーって、火星人って言われていましたっけ?
それだけ、宇宙も身近になったって事でしょうかね~
ところで、エレベーターで宇宙に行けると言ったって、まだ未来の話です。
ゼネコンの大林組が、2050年に実現させると発表したとか。
「2050年ですか~、まだまだ未来ですね~」
とはいえ、気が付けば今は、2012年です。
「えっ!まだ2012年だよって?」
いやだって、私の子供のころに、1999年にノストラダムスの大予言ってのがあってですね~
人類が滅亡するなんて言われていたんですよ~
自分の年齢を計算して、どんな大人になっているか想像したものです。
「遠い未来の話」
なんて思っていました。
気が付けば、1999年なんてはるかに過ぎて、どんな大人になったかと言うと・・・
聞かないでください。
ところで、未来の話とはいえ、
「そんな夢のような事が出来るの?」
って思います。
それに対して、ゼネコンの大林組は、
「鋼鉄の20倍以上の強度を持つ炭素繊維「カーボンナノチューブ」のケーブルを伝い、30人乗りのかごが、高度3万6000キロのターミナル駅まで1週間かけて向かう計画」
だとか。
「カーボンナノチューブ」がどんなものかわかりませんが、具体的な事を言われると信じるしかありません。
出来ることに期待します。
さて、そんなエレベーターが出来たとして、あなたは宇宙へ行きたいですか?
もちろん、お金の面もあると思います。
じゃあ、タダでいけるとします。
「宇宙へ行きたいですか?」
子供のころには、宇宙で「ぷかぷか」したいという野望がありましたが、大人になった今は、それだけで宇宙へ行きたいとは思いませんね~
まず、今回の計画がそのまま実現したとします。
30人乗りのカゴにのって、一週間ですよ~
人間が、狭い空間で一週間なんて・・・
かなりのストレスがかかると思います。
絶対に、争い事が起こると思います。
だから、宇宙へ行った喜びより、人間不信になるかも?
それでも、大金はたいてまで宇宙に行きたい人たちです。
共通の話題もあるでしょう。
だから、案外楽しいかもしれません。
それでも、私は、ちょっと・・・
私は昔、スクューバダイビングをした事があります。
ちなみに、スキューバダイビングではなく、スクーバダイビングが正しいと、当時習ったのでスクーバダイビングと書いています。
ウエットスーツを着て、酸素ボンベを背負って、いざ海へ。
陸上では、まるで鎧でも来ているかのような感覚ですが、海に入るとかなり快適です。
息は、もちろん酸素ボンベから供給されます。
あ~、酸素ボンベと書きましたが、正確には普通の空気が圧縮して入っています。
だから、酸素100%ではありません。
水中眼鏡を通して見える世界は、まるで異次元です。
自分が海の中にいることを忘れるぐらい快適です。
そうやって、周りの事が目に入らなくなり、
「うわ~~~~~」
パニックです。
スクューバダイビングは、一人で潜ることは普通ありません。
最低でも、ペアになって潜ります。
私のような初心者の場合、そのペアが何組かいます。
そのほかのペアの一人の足ひれが、私の水中眼鏡を蹴飛ばしました。
そのため、一気に視界ゼロです。
この恐怖わかりますか?
まだ水中眼鏡だったらいいですよ。
口にくわえている、レギュレーター(ボンベから空気が送られて空気をすう)が蹴飛ばされて、外れた日には・・・
かなり怖い経験です。
そんなこともあり、陸上に上がって思ったことは、
「やっぱり、地上が一番」
なんて思いました。
それ以来、スクーバダイビングもしていません。
お金もかかりますしね~
そんな私が、宇宙?
誰かの土産話で十分かもしれませんね~
「2050年宇宙の旅」はエレベーターで
エレベーターに乗って地上と宇宙を行ったり来たり――。こんな夢のように壮大な構想を、ゼネコンの大林組(東京)が20日、2050年に実現させる、と発表した。
鋼鉄の20倍以上の強度を持つ炭素繊維「カーボンナノチューブ」のケーブルを伝い、30人乗りのかごが、高度3万6000キロのターミナル駅まで1週間かけて向かう計画という。
「宇宙エレベーター」はSF小説に描かれてきたが、1990年代にカーボンナノチューブが発見され、同社は建設可能と判断した。米航空宇宙局(NASA)なども研究を進めている。
今回のエレベーターのケーブルの全長は、月までの約4分の1にあたる9万6000キロ。根元を地上の発着場に固定し、地球の自転の遠心力で飛び出さないよう頂点をおもりで押さえる。一方、ターミナル駅には実験施設や居住スペースを整備し、かごは時速200キロで片道7・5日かけて地上とを往復。駅周辺で太陽光発電を行い、地上に送電する。
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