スポーツの世界、競技によったら1秒を争うものがあります。
その1秒を、道具によって変えることができたら、使いたいものです。
スピード社の、競泳用水着「レーザーレーサー(LZR RACER)」を着用した選手は、次々と世界記録を更新しているそうです。
じゃあ、日本の水泳選手は、みんな着用しているかと言うと違うようです。
記事によると、日本水泳連盟が国内メーカー3社と契約しているため、日本代表選手は着用できないそうです。
ちなみに、その3社とは、ミズノ、アシックス、デサントです。
ところで、どんな水着かと言うと
この画像だと、あんまりかっこよく見えませんが・・・
今までにも、道具によって記録を変える試みは、たくさんあったように思います。
マラソン選手の、シューズなどです。
でも、今回の水着は、極端にタイムを短縮できるようです。
練習議着用時に比べて、25メートルで0.5秒前後速いタイムが出たとか?
25メートル泳げるか?って私には、その違いが良くわかりません。
ところで、そんなにいい水着なら、私も着てみたいです。
いくら位するのでしょうか?
そもそも、オリンピックの選手が着るようなものを、買う事ができるのでしょうか?
商品名?”LZR RACER”で検索してみました。
おっ!ホームページがありました。
”4月15日より、LZR RACER先行予約を開始します。”の文字が・・・
どうも、買えるようです。
気になるのが、値段です。
こちらのページに商品一覧があります。
また、値段も載っています。
上の画像のタイプだと一番高いやつかな?
69300円します。
う~ん、ちょっとした憧れで買える値段ではありません。
私は、昔、スクーバダイビングをした事があります。
その時に着る、ウエットスーツと同じくらいの値段のような気がします。
私なら、この水着より、ウエットスーツの方がいいです。
ウエットスーツの高いのを着れば、結構かっこよく見えます。
だれでも・・・
また、ウエットスーツは、かなり浮力があります。
泳ぎが得意でない私にぴったり。
結構、浮きます。
だから、スキューバをする時は、重りをつけます。
ま~、この水着もそのうち一般的になり、安くなるかも?
それまで、待つか~
いま、69300円あったら、水着よりテレビを買います。
そして、そのテレビで日本の水泳選手を応援しますよ。
世界新記録続出「スピード社水着」 日本代表どうして着用できないのか
北京五輪の競泳日本代表に「最大の敵」が登場した。それはスピード社の競泳用水着「レーザーレーサー(LZR RACER)」だ。この水着を着用した選手は次々と世界記録を更新。スピード社側も「当然の結果」と自信を見せる。しかし、日本水泳連盟が国内メーカー3社と契約しているため、日本代表選手は着用できない。「このままではオリンピックでは勝てない」という関係者からの声も上がるほどだ。
スピード社の水着で出場は「契約違反になる」
「ここまで違うと、このままオリンピックに行くのは大変危険です。道具の違いで結果が変わってきたら大変です。100mで0.5秒上がれば、(中村)礼子は59秒4、(北島)康介は世界記録」
と2008年4月24日に自身のブログに書き込んだのは、北島康介選手や中村礼子選手を指導する東京SCの平井伯昌コーチだ。東京都内で合宿している日本代表選手数人が、スピード社の水着を初めて試着したところ、練習議着用時に比べて25メートルで0.5秒前後速いタイムが出たのだという。一部報道によれば、選手からは「全然違う」「ハンディを負ってしまう」といった声までが上がったというのである。
日本水連はミズノ、アシックス、デサントの3社と契約しているため、日本選手はスピード社の水着を着用して北京五輪に出場することができない。日本水連は、代表選手がスピード社の水着で出場した場合、「契約違反になる」との見方を示した上で、
「(3社との)契約が残っている。現状でアナウンスできることはない」
と話している。ある関係者も「3社とオフィシャルサプライアー契約を結んでいる以上、何とも言えない」と漏らしている。平井コーチがブログのなかで「解決方法としては、3社に企業努力を求めるのが筋です。さて、どうなることやら」と綴っているように、日本チームとしては3社のこれからの開発努力に期待するしかないというのが実情だ。NASAが研究した素材をファスナーなどに使用
メーカーはスピード社の水着にどう立ち向かうのか?J-CASTニュースがデサント、ミズノ、アシックスの3社に聞いてみたところ、スピード社の水着についての言及は避けながらも、
「今回に限らず選手の要望を取り入れ、改良を繰り返している。今後できる範囲で改善したい」(デサント)
「選手の希望があれば、情報交換して取り入れ、協力したい」(ミズノ)
「今後は、代表選手たちと意見交換を行って、より体にフィットできるようサイズを調整したり、コアバランスの位置を確認したりするなど、より綿密にコミュニケーションを図り、選手たちが最高のパフォーマンスを発揮できるようサポートしていきたい」(アシックス)
と述べている。しかし、国内で「レーザーレーサー」を扱っているゴールドウィン・スピード事業部の担当者は、他社製の競泳水着について、「縫製を見た瞬間うちのほうが絶対勝てると思った」と話す。
「(レーザーレーサーは)これまでの水着とコンセプトが全く違います。この水着が08年2月12日に発表されてから、この水着で35個の世界新記録が出ましたが、出て当たり前の結果です」
同社によれば、「レーザーレーサー」は、体を強く締め付け体の体積を減らすことで水の抵抗を減少させたほか、継ぎ目を超音波で溶着した「縫い目がない」素材を使用しているため水をほとんど吸収しない。さらにNASA(米航空宇宙局)が研究したポリウレタン素材のパネルをファスナーなどに使用し、水の抵抗を極限まで減らしているという。国内メーカーが現在取り組んでいるのは、水の抵抗を減らす表面加工を施すぐらい、というのが現状のようだ。五輪代表選手のなかで、松本尚人選手がスピード社の水を着用して男子800メートルリレーのメンバーに選出されているが、同社の担当者は、「松本君の場合もタイムがどんどん伸びて自信を持って戦えた。その自信がまた、彼のポテンシャルを引き出した」と指摘。「他のライバルが着ていれば重圧になるでしょう」と話す。
現在、「レーザーレーサー」はヨーロッパの工場で1日70枚しか製造できない。というのも「無縫製」の素材を作るのが非常に困難だからだ。スピード社はこの水着の開発に3年以上を要しているが、北京五輪まではあと3か月。「コンセプトが全く違う」水着を新たに生み出すことは不可能に近い。海外のライバル選手が「レーザーレーサー」を着用、日本選手の不利は変えようがないのだろうか。
コメント
国内3社との契約問題が、話題になってるが、すくなくとも、チャンスを与えて顧客の要望を満足させることができなかったのなら、それは、変更契約があたり前でしょう。
いままで、日本の技術は、そういった逆境もはねかえしてきました。契約で縛ることで競技の衰退が起きるほうが、メーカーとしては損失でしょう。違約金など、せこいこといわないで、国内3社も、選手のベスとな選択で気持ちよくおくりだしましょうよ。
絶対、逆転できますから。