アインシュタインといえば、相対性理論で有名です。
その名前は聞いたことはありますが、相対性理論がどのような理論か、私にはわかりません。
過去に、猫でもわかる相対性理論みたいな内容の本を読んだことがありますが、それでもわかりませんでした。
すっかり読んだ内容は忘れましたが、「ちょっと常識では考えられないな~」って内容だと記憶しています。
それほど難解な理論です。
さて、その相対性理論によると、強い重力場では時間の流れが遅くなると予言しているようです。
予言ですか・・・
予言といえば、過去に地球滅亡みたいな予言があった思います。
もしかして、相対性理論ってその手の、とんでも怪しい世界のものと同類なのでしょうか?
ま~、そんなことはないと思います。
さて、その予言もとに、偉い人たちがさらに、いろいろな事を考えます。
その結果、時間を操作できると考えたようです。
今回、その実験に成功したようです。
厳密的にいうと違うのかもしれませんが、見かけ上は時間が止まるそうです。
このような実験といえば、最初は驚くほどの結果が得られるわけでありません。
たとえば、ライト兄弟の飛行機です。
今では、何時間も飛行機は空中を飛んでいます。
しかし、初めてライト兄弟が空中と飛んだ時間って、ほんのわずかだったとおもます。
今の感覚で言うと、「それ飛んだの?」って言いたくなるような時間です。
鳥人間コンテストの方が、ず~と飛行時間が長いです。
最初の一歩ってこんなもんです。
さて、今回時間を止めたようですが、その止めた時間ですが・・・
約40ピコ秒(1兆分の40秒)だそうです。
「それって、本当に止まったの?」
誤差ではないのかと疑ってしまいます。
逆に、そんな時間を計れた方が驚きです。
この調子では、私のような一般人が驚くほどの時間を止めるには、もっと時間がかかりそうです。
もし、この実験が実用化できたとします。
そして時間を止めてこの研究をすれば、もっと大きな研究結果が得られるでしょうね。
なんと素晴らしい使い方でしょうか。
さて、時間を止めるというのは、アニメや映画でよくモチーフにされます。
男性向けのアニメだと、ちょっとエッチなのが多いかもしれません。
時間を止めてどうするか?
大体想像できると思います。
その中で、記憶に残っているのがあります。
藤子不二雄Fの漫画だったかな?
時間を止めて、その間に努力するってのがありました。
時間をとめて勉強したり、野球の練習を人一倍します。
その結果、文武両道の誰にも好かれる人になります。
そして、物語は続きます。
確かに時間を止めることができるのですが、自分だけは時間が進みます。
最後は、若いのに老衰で死にます。
しかし、その顔は笑顔で満足したものだったと思います。
人間は、同じ時間を過ごしながら、人それぞれ違う時間を歩んでいます。
たとえば、楽しい時間はすぐにすぎさり、嫌な時間は永遠に続くのかと思うことがあります。
出来る事なら、楽しい時間を過ごしたいと思いますね~
あなたは、時間を止める事ができたら、どうしますか?
私は・・・
時間を止めて、何をするか考えるかな?
早い話、ちっとも思い浮かびませんね~
光をコントロールすれば時間は止まる?
アインシュタインは相対性理論で、強い重力場では時間の流れが遅くなると予言した。そして今回、アメリカ、コーネル大学の研究チームは時間を完全に止める実験に成功したという。光を曲げて時間の“穴”を作りだす手法で、少なくとも見かけ上は時間が止まるそうだ。
この実験は、可視光線を屈折させて物体を見えなくする“透明マント”の研究成果に基づいている。光が物体に当たらず避けて通った場合、その光は散乱も反射もしないため物体は不可視となる。これが透明マントの発想だ。
研究チームは、この概念を応用して時間の“穴”を作り出すことに成功した。ただし約40ピコ秒(1兆分の40秒)と極めて短い。
「光の速度を上げ下げして時間的な歪みを生じさせれば、時間領域で光線にギャップが生まれる。その瞬間に起きた事象は光を散乱させず見えないため、起こらなかったも同然になる」と、研究に参加したコーネル大学の物理学者アレックス・ガエータ(Alex Gaeta)氏は解説する。
「例えば、貴重な展示物を守る博物館の防犯装置を考えてほしい。行き交うレーザー光線を犯人が横切ると、検出器が反応して警報が鳴るシステムだ」。
「しかし、光線の一部で速度を上げ、別の部分で速度を落とせば、瞬間的に光線が途切れることになる。このタイミングなら誰でも通り抜け可能だ。直後にすべての速度を正常に戻せば光線は元通り。検出器は“異常なし”と判断してしまう」。
◆時間を止める
時間停止実験では、プローブめがけてレーザー光線を照射。光線は「時間レンズ」という装置を通る設定にした。
従来の光学レンズを通った光は空間的に屈折するが、時間レンズでは時間的分布が変化する。「光線の時間的な特性をコントロールできる。時間領域で光を歪めて、実験のように時間の空白を生むことが可能だ」とガエータ氏は語る。
研究に参加したコーネル大学応用工学物理学部(School of Applied and Engineering Physics)のモティ・フリードマン氏は、特殊なガラス光ファイバーを用いた実験手法を考案。プローブめがけて照射したレーザー光線と強力なパルスレーザー(細かく点滅するレーザー)を、その中で交差させた。
「光線の周波数と波長が変わり、スピードも変化した。これで時間のギャップが生まれた」と同氏は説明する。時間の穴が生じた直後に第2のパルスレーザーで変化を解消すると、光線の特性は元に戻った。
この実験では、時間の穴で起こった事象はプローブで検出されなかった。
◆時間版“透明マント”のこれから
研究はまだ初期段階だが、時間の操作手法が確立されれば各種応用が期待できる。
「応用するには、まず時間の穴を大幅に拡張しなければならない。あらゆる方向から当たる光で同様の結果を得られるよう、3次元での実証も不可欠だ」とアメリカ、ロチェスター大学光学研究所のジーミン・シー(Zhimin Shi)氏はコメントする。「しかし、コーネル大学チームの実験は、最初の一歩として非常に意義深い。われわれの暮らす時空の解明がさらに進んだと言える」。
実験の詳細は、「Nature」誌の1月5日号に掲載されている。
ニュース – 科学&宇宙 – 光をコントロールすれば時間は止まる?(記事全文) – ナショナルジオグラフィック 公式日本語サイト.
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