私は、本が好きです。
新しい事などは、インターネットで、ちょこっと調べて、それに関する本を読みます。
休みの日は、図書館や本屋に、必ずと言っていいほど行きます。
そんな、本の出版社が不況?
じつは、出版業界が不況なのは、以前から知っていました。
その原因は、活字離れやインターネットの普及などさまざまです。
私は、パソコンのことを覚えるときは、それに関する本を読みます。
少し前の事でした。
本屋のパソコンコーナーに行くと、”SALE”の文字がでかでかと出ていました。
本は普通、定価販売です。
不思議に思い、店員に聞いてみました。
すると、会社が倒産して返品できないから、セールしていますとの返事でした。
その会社の、パソコンの本は、とてもわかりやすく、とても重宝していました。
その会社は、「超図解」シリーズなどPC入門書で有名な、エクスメディアです。
私も、この会社の、「超図解」シリーズにはお世話になりました。
まさか、この会社がつぶれとは思いませんでした。
その後、家に帰って、エクスメディアの事をインターネットで調べました。
すると、つぶれる噂は、以前からあったようです。
そして、本の購入者のコメントが気になりました。
普通、パソコンの本は、プログラムなどのダウンロードが出来ます。
しかし、エクスメディアが倒産して、ダウンロードできるサイトが閉鎖したそうです。
せっかく、休日に勉強しようと考えていたのに、ダウンロードが出来ないと言う嘆きでした。
私も、図書館で、エクスメディアの「超図解」の本を借りていました。
本を見ながら、サンプルをダウンロードして、確かめていました。
もし、今度同じような事をする場合は、自分で、一からプログラム等を入力しなければいけません。
これが、けっこう面倒です。
頼むから、もうこれ以上、パソコンの本の会社は倒産してほしくないです。
アスコム倒産騒動 止まらない深刻な出版不況
都内の出版社「アスコム」の倒産騒動が起こっている。社員は20日付で解雇され、2月21日から事務所は閉鎖されている。アスコムは株式会社アスキーの一般書籍部門アスキー・コミュニケーションズとして設立され、田原総一朗氏、松山千春ら有名人の関連書籍を多数発行し、NHKの人気番組「ためしてガッテン」などの定期刊行物などでも知られていた。
現時点ではアスコムの倒産について新しい情報は入ってきていないが、最近出版社の倒産が続いており、アスコムが倒産していても驚くことではなくなっている。
ここ1年を見るだけでも、男性向け雑誌、特にグラビア誌の発行元として知られていた英知出版が2007年3月に自己破産、続いて同年11月に「超図解」シリーズなどPC入門書の草分け的な存在エクスメディアも自己破産した。また今年に入っても1月に徳大寺有恒の『間違いだらけのクルマ選び』シリーズなどで知られる草思社が破綻している。
インターネットや携帯電話の普及などによる活字離れや業界構造の問題などにより、出版業界は1997年以降、市場規模が年々縮小している状況だ。業界大手の講談社は今月、12年連続の減収決算を発表した。売上高確保のために出版点数は増加しているが、返品率が高く、出版業界は悪循環に陥っている。また出版社の収益減少は、執筆で生計を立てている作家やジャーナリスト、フリーライターの収入にも影響しており、少額の印税にあきれて執筆を放棄し、投資などで収入を確保しようとする作家もあらわれている。このまま出版業界が何も手を打たないようでは、「次のアスコム」のニュースが流れるまでそう時間はかからないかもしれない。
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