セブン銀行の現金自動預払機(ATM)で、旧東京三菱銀行のカードが使用できないトラブルが発生したようです。
ふ~ん、たいへんだね~
と他人事のようです。
でも、中にはかなり困る人もいると思います。
ところで、記事によると、
”旧東京三菱はIBM製、旧UFJは日立製作所製のシステムだったが、新システムはIBM製をベースに開発。”
などの、ハードの情報が書かれています。
ま~、たぶん原因はプログラムでしょう。
プログラムが問題のトラブルとしては、電車の自動改札口を思い出します。
これも調べて見ると、ちょっとしたプログラムの間違いでした。
文字数にして、数文字です。
たった、それだけの間違いで、大事になります。
普通なら、
「もっと、チェックしてよ!」
って言いたいです。
実は、私も趣味でプログラムを組みます。
そんな素人が言うのもなんですが・・・
完璧に作る事なんて無理です。
テレビで見たのですが、今は、プログラムを作る人が不足しているそうです。
そのため、かなり過酷な仕事状況みたいです。
鬱になり、自殺する人もいるようです。
私は、パソコンが好きなので、プログラムを作る仕事を考えた事があります。
でも、過去の仕事が、プログラマって人に沢山会いました。
その仕事状況を聞いて、私はプログラマになるのを止めました。
プログラムを作る作業ですが、趣味でもイヤになる事があります。
ちょっとしたプログラムでも、かなり時間が掛かります。
時間がたてば、忘れます。
たとえ、自分が作ったプログラムでも、1週間もすれば他人が作ったのと変わりません。
まったく憶えていないからです。
頭がわるんじゃないの?
って思うかも知れません。
私の場合は、そうかもしれません。
でも、疲労で、だんだん記憶が薄れていきます。
趣味でやっていて、こんな状態です。
これが仕事だと、納期もあります。
納期は、絶対です。
また、大人数でやるので、絶対プログラムがちゃんと動きません。
細かい食い違いがでます。
逆に言えば、今までに、大きなトラブルが起こらなかったほうが不思議です。
言い換えれば、奇跡です。
また、プログラムの規模も巨大化しています。
巨大になればなるほど、複雑になります。
プログラムの量が、2倍だからといって、難しさが2倍かと言うと、そんな単純なものではありません。
時には、10倍かもしれません。
今、これを書きながらニュースを見ています。
ちょうど、このニュースをやっています。
今回のシステムは、世界でも最大規模に当たるようです。
それでは、トラブルが起こらないほうがおかしいです。
考えれ見れば、コンピュータほど不思議なものはありません。
エラーが出て、メーカーに問い合わせると
「わかりません」
って理由が通る商品が、他にあるでしょうか?
他のものなら、お客はぶち切れています。
しかし、コンピュータは、たいてい許されます。
実は、私達は、これほどいいかげんなものに囲まれて生活しています。
人間はミスをします。
そして、完璧なものはありません。
そのように考えて、今のコンピュータに頼りきっている状況を、改めて見直す必要があるのかもしれませんね。
システム統合でトラブル 三菱東京UFJ銀
三菱東京UFJ銀行は12日午前、旧東京三菱銀行のカードを使用している顧客がセブン銀行の現金自動預払機(ATM)を利用した際に、一部取引が利用できないトラブルが発生していると発表した。12日午前7~9時までに計7750件の取引が不成立になったという。三菱東京UFJ銀では原因究明と復旧を急いでいる。
同行では旧東京三菱銀と旧UFJ銀行のシステムの完全統合を進めており、12月までの統合計画の中で、この日は旧東京三菱銀の全店舗約250店で一斉に新システムに切り替えるという最大の山場。10日午後9時からATMを一時休止して作業し、12日午前7時から新システムが稼動し始めたばかりだった。
三菱東京UFJ銀は平成18年1月に旧東京三菱銀と旧UFJ銀が合併して発足した。だが、旧行のシステムが併存し、店舗で商品やサービスが異なる状況が続いていたため、三菱東京UFJ銀は「乗り越えなければならない最大の障壁」(永易克典頭取)として、統合作業に取り組んできた。
旧東京三菱はIBM製、旧UFJは日立製作所製のシステムだったが、新システムはIBM製をベースに開発。今年2~4月に、全店リハーサルを実施し、取引が集中した状態でもシステムが正常に動くかなどを試した。
今月12日に旧東京三菱店を新システムに移して以降は、残る旧UFJの約420店を7~12月に5回に分けて段階的に移行する計画となっている。
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