タタが発表した、世界最安車となる10万ルピー(約24万8000円)の「ナノ」のニュースは記憶に新しいと思います。
今度は、日産自動車・仏ルノー連合とインドの自動車メーカー、バジャージ・オート社が、超低価格車を開発、生産、販売する合弁企業を設立し、これに対抗するようです。
こちらの価格は、2500ドル(約25万7000円)となる計画とか。
この金額、タタの車のナノより高いですが、日本で売られている車に比べれば、破格の価格です。
まるで、バイクの値段です。
ちなみに、私は自転車が好きです。
もうそろそろ、当たらしいロードレーサー(自転車の種類)がほしいと考えています。
値段は、35万円です。
なんと、私のほしい自転車より、この車は安いのです。
それほど安いなら、日本でも発売してくれ~って思います。
はたして、この車は、日本に輸入出来るのでしょうか?
ところで、私は、昔、ホンダの工場で働いていました。
ホンダとは、あの車の工場です。
そこで、シビックやインテグラの右ドアを作るのが、私の仕事でした。
一見、同じようなドアですが、違いがあります。
車の中には、アメリカに出荷するものもあります。
アメリカ用の右ドアは、もちろん左ドアも同じですが・・・
ビームと言う、鉄パイプが入ります。
日本用の右ドアと比べて、さらに重いです。
なぜでしょう?
実は、安全の基準が違うからです。
話を、車に戻します。
この値段ですが、実は、安全を犠牲にした結果の低価格ではないでしょうか?
もちろん、最低限の安全については、気を配っていると思います。
いくら、安いと言っても、限度があります。
たとえ、人件費が安いと言っても、原材料の相場ってあると思います。
また、企業である以上、利益も大切です。
それらを含めて、この価格です。
先ほどの、右ドアの話でいえば、ビームを付けるのではなく逆に材料を減らし、安全より安さ。
儲かれば、後はどうでもいい。
そんな考えでない事を祈ります。
もし、問題が無ければ、この車を日本に輸入するところが現れると思うのですが・・・
そうなれば、私でも買えるって思います。
しかし、私の場合は、駐車場が必要です。
一応、都会に住んでいる為です。
田舎のように、タダで止めるって事が出来ません。
また、駐車場も安くありません。
やっぱり、私にとって、車は夢ですね~
日産・ルノー、インドで「25万円カー」生産へ タタ社「ナノ」に挑戦
日産自動車・仏ルノー連合とインドの自動車メーカー、バジャージ・オート社は12日、超低価格車を開発、生産、販売する合弁企業を設立することで合意したと発表した。販売する超低価格車の値段は2500ドル(約25万7000円)となる計画で、地元のタタ・モーターズが発売予定の「ナノ」に近づける。急成長を遂げるインド市場における低価格車競争は激化しそうだ。
新会社はバジャージ50%、日産25%、ルノー25%をそれぞれ出資。超低価格車「ULC」(開発名)の開発から販売までを手がける。インドのマハラシュトラ州チャカンに年産40万台の工場を新設することでも合意。「ULC」は2011年から新工場で生産を始め、インドを皮切りに他の新興国市場でも販売する。
インドの自動車市場は経済成長に伴い急拡大しており、昨年の市場規模は200万台を超えた。地元インドのタタが世界最安車となる10万ルピー(約24万8000円)の「ナノ」を今秋発売する予定。トヨタ自動車はインドに第2工場を建設し、10年末にも70~80万円程度とみられる低価格車を生産する計画を表明している。インドでの低価格車競争は日産・ルノー連合の2500ドルカーによって、さらに激化するのは確実だ。
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