ゴルゴ13に暗殺依頼が殺到?TPP参加で誰が損するか!

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安倍首相が、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)交渉への参加を正式表明したようだ。

正直なところ、私にはこれが日本にとっていいことなのかどうかわからない。しかし、1853年7月8日、浦賀沖に来航したアメリカのペリー率いるアメリカ海軍東インド艦隊、通称、黒船がやって来た時のような、日本の歴史の大きな変化を表すたとえに使われる話題になるかもしれないということはわかる。

テレビの視聴率が以前に比べてかなり落ちているようだが、一般の人の主な情報源はまだまだテレビだ。しかし、私はテレビを持っていない。またテレビを見たいとも思わない。なぜなら、テレビはかなり偏向的な報道をしているように感じるからだ。

そんな偏向的なテレビは横に投げ捨てて、ネットはどうか?ネットは、情報を受け取る側にその選択権が委ねられる。だから、テレビ以上に偏った見方をしてしまう恐れがある。しかし、私はゴルゴ13の主人公のように、宗教そして主義主張を持たない。なんか、カッコよく聞こえるが、つまり無関心だ。そんな人間が、TPPのニュースに遭遇すると、「TPPによって日本の農業に大きなダメージを与える」という内容に出くわす。しかし、本当に日本の農業にダメージを与えるのだろうか?

私の友人は、農業をしている。大阪に住んでいる私から見れば、友人の畑はかなり広い。しかし、農業の規模として考えるとかなり小さい。豆粒って感じだろうか?いや、豆粒を構成している原子ってくらい小さなものかもしれない。そんな小さな農業のところに、黒船にたとえられるような、大規模な農業がやってくればどうなるのだろうか。この場合の大規模とは、大量生産で、低価格の事を言う。きっと友人は、将来に不安を感じ、雨に濡れた小さな子犬のようにプルプル震えているだろう。人の不幸は蜜の味。笑いながら聞いてみた。なんと友達思いなのだろうか、私って。

「関係ないけど」

私の笑い声以上に爽快な返答だ。こしゃくな!ちぇっ、軽く舌打ちをしてしまった。

その理由を聞いてみた。すると、自分の農業は規模が小さいので、影響ないだろうと予想しているようだ。なんて、ポジティブなのだろう。そんな友人だが、TPPより農協に不満があるようだ。

農業に興味の無がないので、作物を作って、それが消費者の口に入るまでの説明は聞いても分からなかった。しかし、作った作物を金に換えるのに、農協を通す必要があるようだ。でも、農協を通すと手数料を取られるようだ。その手数料がバカにならないらしい。だから、産直などの別ルートで出荷するようだ。もちろん、産直を通しても手数料を取られるが、農協よりましだそうだ。

この話を聞いて思ったのだが、実はTPPによって、日本の「農業」が・・・って話だが、もしかして、日本の「農協」が、の間違いではないだろうか?と思った。あまりにも私が無知なので間違っているのはわかっているが、そのように感じた。

そこで改めて「農協」について調べてみた。

農業協同組合(のうぎょうきょうどうくみあい、略称:農協(のうきょう))は、日本において農業者(農家および小規模農業法人)によって組織された協同組合である。農業協同組合法に基づく法人であり、事業内容などがこの法律によって制限・規定されている。なお、全国農業協同組合中央会が組織する農協グループ(総合農協)を、JA(ジェイエイ、Japan Agricultural Cooperativesの略)と呼ぶ。
加入者の大半が米作農家で、そのためJAは米を中心に活動を行っている。農業の指導や流通支援、金融活動など、多岐にわたる活動も行っている。
農林水産省は、最初はJAの存在が本来の農業協同組合のものではないとして否定的であったが、次第に農業政策の下部組織として使うようになる。このため、自発的な会員組織としての性格は薄く、政府を頂点とする上意下達のための組織と見る向きもある。また、その規模、組織力は、世界の農協の中でも、有数で特異なものと指摘されている。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%BE%B2%E6%A5%AD%E5%8D%94%E5%90%8C%E7%B5%84%E5%90%88

まだあまりよくわからないが、どうも大きな組織だということはわかった。そして、農林水産業なる文字も目にはいる。つまり官僚も絡んだ組織なのだろうか?おやおや。そうなると、また違った方向性を感じてくるのは私だけだろうか?つまり利権だ。そう、わかりやすく言えば金の話だ。

TPP参加によって、農協の儲けが減り、その結果、官僚の権限で使えるお金が減るのかもしれない。そうなると官僚にとっては大変な問題だ。しかし、官僚と無縁の私には、どうでもいいことだ。逆に、スーパーイズミヤで買う、カボチャの値段の方が私はきになる。案外、TPP参加によって、安い野菜が輸入されるようになって、カボチャの値段が下がるかもしれない。それはうれしい。

食べ物の話になると、その安全性が問題にされる。しかし、私の買う食べ物の産地を見ると、すでに外国産のものがたくさんある。大阪からあまり出ないので、世界の事はよくわからない。だから、地名を見てもよくわからない。しかし、はるばる遠くからやってきているのはよくわかる。ウエルカム・ジャパン。

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そんなに食料事情なのに、TPP参加によって日本の食べ物の安全性が変わるのだろうか。TPP参加後は、サービスとして食べ物に毒でも入れてくれるようになるのだろうか。もちろんそんな過剰サービスは不要だし、相手もわざわざ、そんなめんどうくさい事はしないだろう。

なんだか、日本の将来を左右するかもしれない話なのに、いつの間にかイズミヤのカボチャの値段という、小庶民の話になってすまない。そこでもうちょっと、私から見たら上の世界に話を戻そう。

もちろん、アメリカなどのTPP参加国は、自分の国の利益を一番に優先して考える。しかし、日本の対応を見ていると、その辺が少し甘いように感じる。具体的に聞かれると、これって例は今すぐに出せないが、アメリカ様の顔色をうかがっている様にも見えるし、政権維持のための政治をしている様にも見えるので、八方美人的な対応が甘いように見えるのかもしれない。

さて、そんな自国の利益を考えている国が、他国の利益を考えるだろうか。もちろん、何より優先するのは自国の利益だ。

「安い食料が輸入されると、高いと言われる野菜も競争にさらされ安くなる」なんて甘いささやきを、呪文のように唱えてくるかもしれない。しかし、本当に野菜は高いのか?野菜は暴利をむさぼっているのか?私の友人は農業をしているが、裕福でベンツを転がしているだろうか?

もちろんそれは違う。じゃあ、どういう事か?早い話、誰かがピンハネをしているのだ。誰かが・・・・

そうなると、そのピンハネを狙うやつが出てくる。今まではそのピンハネをしているやつが日本にいるヤツだったが、TPP参加によって、その相手がグローバルになるかもしれない。一気に話が世界になってきた。そうなると、私の手におえる話ではない。もう空想の世界だ。

私の空想の世界では、その巨大なピンハネによって生まれる利益、つまり金を独り占めしようと考えるやつが出てくる。もちろん一人ではない。たくさんだ。中には正当な理由をでっちあげ、国民のためになんて演説する奴も出てくるかもしれない。

そうなると、邪魔な奴が出てくる。すると奴の出番だ。ゴルゴ13。

「要件を聞こう」

彼は、葉巻をふかしながら、壁を背に立って依頼者の要件を聞く。

この場合の要件は、依頼者の消したい相手の名前だ。

「わかった、やってみよう」

その声を聞いた後に、依頼者がゴルゴ13の方を向くと、すでに彼はいない。

私にとって、TPPの話はそんな世界の話でしかない。

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