気がつくと足元に、ゴミ箱にアリがいる。
「うっとおしい!」
そこで蟻を退治することにしました。
まず最初に、昔偶然にアリの一団を退治できた方法を試して見ました。
子供の頃は、私も無垢でした。
無邪気にもシャボン玉ごときで喜んでいました。
その時、タイムリーにテレビでシャボン玉の特集をしていました。
内容は、どうすればシャボン玉がなかなか割れないかと言うものでした。
そのひとつが、シャボン液に浣腸液を入れるというものでした。
浣腸液を入れると、蒸発しにくくなるために、シャボン玉が割れにくくなると言う内容だったと思います。
しかし、この方法は試すことが出来ませんでした。
なぜなら、「シャボン玉するから、浣腸買って!」なんて親にいえないからです。
そこで、他の方法を試すことにしました。
もうひとつは、シャボン液に砂糖を入れると言うものでした。
コレは、親におねだりせずに試すことが出来たので、砂糖を入れる方法を試すことにしました。
結果は、あまり覚えていませんが、砂糖を入れる前より割れにくかったと記憶しています。
でも、所詮シャボン玉です。すぐに飽きてしまいました。
手元の容器を見るとシャボン液は、まだたくさんあります。
「また今度するかも?」ってことで、その入れ物を金魚の入っている水槽のそばに置きました。
ちなみに水槽は、玄関の下駄箱の上にあります。
だから、玄関を通るたびに自然と水槽が目に入ります。
もちろん、残ったシャボン液が入った容器も。
また今度続きをしようと思ったシャボン玉ですが、前回ちょっとしただけで、かなり満足した。
だから、もう一度シャボン玉をしようとはなかなか思いませんでした。
そのため、水槽のそばのシャボン液の入った容器は放置状態です。
人間の目は、目に映っていても、気にかけなければ見ていないのと同じです。
靴を履くときに、必ず目に入っているはずのシャボン液の容器が、私の視界から消えていました。
しかし、あるとき頭にハテナマークが浮かびました。
そのとき、私の視界から消えていた、シャボンの容器がまた見えるようになりました。
なぜ、ハテナマークが浮かんだかと言うと、シャボン液の容器から外に向かって黒い点々見えるからです。
なんだろうと、よく見るとアリの死骸でした。
シャボンの容器から、外に向かって一直線に蟻が横たわっていました。
シャボン液の中の砂糖につられて、蟻がたかったのでしょう。
しかし、持ち運ぶ途中で洗剤に体がやられたのでしょう。
こんなことが昔ありました。
まず、アリを退治するのに、このシャボン液を試すことにしました。
わくわくしながら、シャボン液に蟻がたかるのを見ていましたが、一向にアリが近寄る様子がありません。
2日我慢しましたが、この方法は効果がありませんでした。
たぶん、シャボン液の洗剤と砂糖の割合が悪かったのでしょう。
ここで、洗剤と砂糖の割合を変えて試せばいいのですが、面倒なので違う方法でアリを退治することにしました。
自作のシャボン液が失敗したので、市販のアリ退治の薬をためそうかと思いました。
しかし、蟻ごとき退治にお金を払うのも馬鹿らしいので、違う方法をかんがえました。
その方法は、蟻を一匹一匹捕まえることです。
まず、歯ブラシを水に浸します。それで蟻をこすります。
すると、蟻が歯ブラシに引っ付きます。「流石、歯ブラシ」
言い忘れましたが、今回の蟻は、体長が2~3mmぐらい小さな蟻です。
その水にぬらした歯ブラシで、面白いように蟻が取れました。
次ぎつきに、アリを捕獲しました。面白いように取れます。
10匹ぐらい蟻を捕まえた頃には、次のアリが出てくるのが待ち遠しくなりました。
しかし、急に蟻が出てこなくなってきました。
「もう終わり?」
そこから数分待ちましたが、次の蟻がでてきません。
そこで飽きてしまっって、蟻の捕獲をやめました。
「そういえば、アリはどうなったかな?」
急に、アリのことを思い出しもう一度確認しにいきました。
すると、また蟻がいます。
そこで、また歯ブラシで捕獲開始です。
しかし、また10匹ぐらい捕まえると蟻がでてこなくなりました。
次の日です。
また10匹ぐらい捕まえると、蟻が出てこなくなりました。
かなり次の蟻が出てくるのを、歯ブラシを持ちながら待ちました。
でも、次があらわれません。あきらめました。
またその次の日です。
今度は5匹ぐらい捕まえると、蟻が出てこなくなりました。
しかし、今回アリを捕まえるときに、「あれ!」っと思ったことがあります。
アリを捕まえるときに、よくアリを見ます。
今回捕まえた一匹のアリをみて、他のアリと違うところがありました。
それは、アリの形が変です。
よく見ると、そのアリは、口に何かをくわえています。
つまり、えさを運んでいました。
いままで、数10匹のアリを捕まえましたが、えさをくわえているのは、その一匹だけでした。
今回アリを捕まえたのは、アリの通り道の途中です。
道の片一方から反対側に向かうアリは、えさに向かうはずなので、餌をくわえていなくても問題ありません。
しかし、どちらか一方は、餌からアリの巣に戻るはずなので、餌をくわえているはずです。
それなのに、餌をくわえているアリはいませんでした。
アリって、働き者かと思いましたが、ほとんどがサボっているようです。
人間もアリも、実はよく似ているのですね。
ちなみに、私はサボっているアリのようです。
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