私は、この新世代DVDの規格争いの勝負がついた時、ソニーが、どちら側にいるか気になりました。
もしかして、負けたHD-DVD(HD)にいるのでは?と思いました。
調べてみて、ブルーレイ・ディスク(BD)側にいることがわかりました。
「な~んだ、今度は大丈夫だったのか」
過去のビデオの事が書かれています。
それは、あのVHSとベータ戦争の反省です。
今回のブルーレイ・ディスク(BD)の勝利は、過去のベータでの反省があったからのようです。
ソニーが勝った側にいたのが、偶然でない事がわかりました。
改めて、反省の必要性を思い知らされました。
ソニー ベータの反省…ハリウッド攻勢で勝利 BD陣営
「ブルーレイ・ディスク」(BD)陣営の中核となり、東芝との新世代DVDの規格争いを制したソニー。ベータ方式で惨敗した「ビデオ戦争」などの反省を生かして、強力な販売体制の構築と米映画会社への攻勢に力を注ぎ、勝利にこぎつけた。ソニーは19日、「規格の一本化は消費者、関連業界の両方に利益をもたらす。BD市場の急速な拡大を促進すると確信している」とのコメントを発表した。
ソニーにとって、規格争いは長く「鬼門」だった。80年代のビデオ戦争では「画質ではベータが上」と言われながら、販売に強い松下電器産業などのVHSに敗退した。90年代の現行DVDの規格争いでも、フィリップス(オランダ)と独自規格を打ち出したが、米映画会社を味方につけた松下・東芝連合に屈した。
「自社の技術力を過信し、販売対策を二の次にしてきた」(アナリスト)との指摘は根強く、この教訓から新世代DVDでは、メーカーの抱き込みと豊富なソフトを持つハリウッドの懐柔に全力を挙げた。
ソニーは00年にいち早くBD技術を公表し、「宿敵」だった松下をはじめ、フィリップス、韓国サムスン電子など日欧韓の大手8社を自陣営に引き込んだ。「HDより記録容量が多く、究極のディスク」(井原勝美副社長)と性能をアピールしつつ、販売体制でまず東芝をリードした。
さらに、米映画会社の切り崩しでは、ソニー初の外国人トップ、ハワード・ストリンガー会長兼最高経営責任者(CEO)が活発に動いた。
同会長は米3大TVネットワークのCBS元社長。ソニーでも長く映画事業に携わり、豊富なハリウッド人脈を持つ。自ら映画会社を行脚し、旧知であるワーナー・ブラザースのバリー・メイヤー会長からBD単独支持を引き出すことに成功した。東芝幹部は「ソニーのトップセールスがBD勝利の流れを作った」と認める。
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