小学生向け教材の、「科学」と「学習」の家庭訪問販売が無くなるそうです。
なんで?
家庭訪問で営業した場合、コストが掛かりすぎるみたいです。
でも、書店販売や通信販売は続けられるようです。
ところで、私も小学校の頃、この雑誌を買っていました。
う~ん、かなり昔でしたが~
どれくらい昔と言うと、外人が珍しかった時代です。
学校の前に、外人が通りかかった事があります。
皆で群がり、なぜか
「お金くれ~」
と言っていた覚えがあります。
別に、恵んでくれ~って事ではなく、外国の物がほしかっただけです。
また、有名人でないのに、サインを求めている人もいました。
そんな、時代の事です。
さて、今回の雑誌の件ですが、私は、学習の方を買っていました。
ところで、この雑誌が訪問販売されているとは、今の今まで知りませんでした。
私の場合は、学校の前の文房具屋まで買いに行っていました。
この”学習”の本ですが、月々のお小遣い以外に、お金をもらい買う事が出来たので、それは楽しみにしていました。
いつもは、学習を買っていたのですが、付録によっては”科学”も買った事があります。
付録目当てに、同じ”科学”を三冊買った事があります。
今思うと、なんてバカなんだろ~と思います。
その付録とは、鉱石ラジオでした。
まず、友達が、その鉱石ラジオの付録の付いた”科学”を買いました。
そして、その付録の鉱石ラジオを見せてくれました。
聞いてみると、ちゃんと聞こえます。
私の家には、テレビもラジオもありました。
しかし、その鉱石ラジオはとても魅力的でした。
なぜなら、ダイオード1個と、銅線を巻いたコイルしかないからです。
シンプルすぎます。
そこが、私にとってとても魅力的でした。
その月は、すでに”学習”を買っていました。
もう、お金をもらえません。
でも、付録の鉱石ラジオがほしいです。
そこで、お小遣いで買うことにしました。
いざ、科学を買って、ラジオを組み立てると、音が聞こえません。
先に、買った友達にも相談しました。
でも、原因がわかりません。
たぶん、壊れているのだろう?って言う結論になりました。
そこで、もう1冊、科学を買うことにしました。
もう一度、チャレンジです。
しかし、聞こえません。
いろいろと調べた結果、私の家では、ラジオの受信状況が悪い事がわかりました。
でも、真夜中になると、電波の受信状況が少し良くなり、かすかに聞こえました。
私は、そのラジオがとても気に入りました。
今思い起こせば、たぶん、その時に聞こえた音は、何を言っているか判別できないほどだったと思います。
でも、もし、このラジオが壊れたら、どうしよう?
そのような不安がよぎりました。
そこで、もう1冊、保存用に”科学”を買うことにしました。
こうして、同じ雑誌を3冊買ってしまいました。
ふと、このニュースを見て、そんな私の過去を思い出しました。
<学研>「学研のおばちゃん」いなくなる? 訪問販売、撤退含め見直し
学習研究社は9日、小学生向け教材の「科学」「学習」などの家庭訪問販売について撤退を含め見直すと発表した。セールスレディーが家庭訪問で営業し、教材を届ける形態はコストがかかり、採算を悪化させていた。現在2万人弱のセールスレディーは順次削減する。書店販売、通信販売は続けるという。
学研は少子化などの影響で08年3月期連結決算が21億円の営業赤字になる見通しで、赤字の月刊誌の廃刊も検討する。
学研に対しては今年4月、筆頭株主の投資ファンド「エフィッシモキャピタル マネジメント」(シンガポール)が業績不振を理由に遠藤洋一郎社長の解任を求める株主提案を行った。株主総会の招集通知発送前に赤字事業からの撤退などを打ち出せば、提案を取り下げるとしていた。
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